歯が痛むと、食事や会話、睡眠など、日常生活に支障をきたすことがあります。歯痛の原因はさまざまですが、虫歯や歯周病が代表的です。また、外傷や顎関節症、口内炎などでも歯痛を伴うことがあります。
歯痛の原因がわからない場合や、痛みが強い場合は、すぐに歯科医院を受診しましょう。しかし、夜間や休日などですぐに受診できない場合もあるでしょう。そのようなときには、セルフケアで痛みを和らげることもできます。
ここでは、歯が痛いときの対処法をご紹介します。
1. 痛み止めを飲む
市販の痛み止め(鎮痛剤)を飲むと、痛みを和らげることができます。痛み止めには、アセトアミノフェン(カロナールなど)、イブプロフェン(ブルフェンなど)、ロキソプロフェン(ロキソニンなど)などがあります。
痛み止めは、痛みが強くなる前に飲むのが効果的です。また、1日あたりの服用回数や量には注意が必要です。
2. 患部を冷やす
患部を冷やすことで、血行を抑えて痛みを和らげることができます。氷や保冷剤をタオルで包み、患部に10分程度当てましょう。
ただし、氷を直接口に含むのは逆効果です。また、冷やしすぎると知覚が鈍くなるため、注意が必要です。
3. 歯磨きやフロスで歯垢を取り除く
虫歯や歯周病が原因の歯痛の場合、歯磨きやフロスで歯垢を取り除くと痛みが軽くなることがあります。
歯磨きをするときは、歯と歯茎の境目を丁寧に磨きましょう。また、フロスを使って、歯ブラシでは届かない歯の間の汚れを取り除きましょう。
4. ツボを押す
ツボを押すことで、痛みを和らげることができるとされています。歯痛に効くとされるツボは、以下の通りです。
- 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わる部分にあるツボ
- 曲池(きょくち):肘の横、二頭筋の外側にあるツボ
- 陽谿(ようけい):手首の横、手首の骨の外側にあるツボ
ツボを押すときは、力を入れすぎないように注意しましょう。
5. やってはいけないこと
歯痛のときにやってはいけないことがあります。
- 患部を刺激する:噛んだり、爪でひっかいたりすると、痛みが悪化することがあります。
- 飲酒する:飲酒は血行を促進するため、痛みを悪化させる可能性があります。
- 入浴や運動をする:入浴や運動は血行を促進するため、痛みを悪化させる可能性があります。
まとめ
歯が痛いときは、まずはセルフケアで痛みを和らげましょう。しかし、痛みが強い場合や、痛み止めを飲んでも痛みが改善しない場合は、すぐに歯科医院を受診しましょう。
歯痛の予防には、毎日の歯磨きと定期的な歯科検診が大切です。歯磨きでは、歯と歯茎の境目を丁寧に磨きましょう。また、歯科検診では、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療を心がけましょう。
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