【駅伝】第100回箱根駅伝　往路結果速報！！

1月2日に行われた、第100回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路は、青山学院大学が3区で優勝候補の駒澤大学を逆転をして、2年ぶりの往路優勝を大幅な大会新記録で決めました。史上初の2年連続の大学駅伝三冠を目指す駒澤大学は、学生最強トリオを1区から3区に並べましたが、青山学院大よりも前で3区を終えられなかったのが誤算でしたが、青山学院大学と2分38秒差で明日の復路に挑み、逆転優勝を狙います。

⇧笑顔で2年ぶりのゴールテープを切った青山学院大の若林選手⇧

3位城西大学は、往路での大学最高順位、4位東洋大学が久しぶりに好順位で往路を終えました。5位早稲田大学から、6位國學院大學、7位創価大学まで約1分差の等間隔でゴールをして、8位大東文化大学以降は、明日の復路は一斉スタートで復路の順位を争うことになりました。

走っている位置と実際の順位が異なる、見えない敵と戦わないといけないシード権争いは、最後まで目を離せなそうですね。

総合順位　（各区間ごとの順位）

今年の往路は、1区がハイペースだったにもかかわらず、大きく差がつかなったことと、全区間で日本人記録と更新するレベルの好記録が出たことで、上位のチームと下位のチームで大きな差が出る形になりました。中央大や明治大など、実力のある選手が多くいるチームが流れに乗れず、本来の力を発揮することができないことも駅伝の怖さだなと思いました。

⇧1区スタート直後の写真です。中央大学の溜池選手が先頭を引っ張りましたが…⇧

各区間　区間順位一覧

1区　区間順位

1区は、序盤から飛び出した4名の選手から駒澤大の篠原選手が終盤に抜け出して、区間賞を獲得しました。優勝候補の國學院大學と中央大学は1区から大きく出遅れる厳しいスタートになりました。

2区　区間順位

2区は、9位から2位まで順位を押し上げた青山学院大の黒田選手が、学内記録を更新する好記録で区間賞を獲得しました。駒澤大学の鈴木選手は、終始先頭でレースを作るも終盤に青山学院大に追い上げられて、13秒差を詰められる形となった。國學院大と早稲田大学は学内記録を更新する好記録で順位を大きく押し上げました。中央大は2区でも流れに乗れず、優勝に向けては赤信号となりました。

3区　区間順位

3区は、学生最速ランナーの駒澤大学の佐藤選手が大きく差を広げるかと思われましたが、青山学院大の太田選手がそのペースを上回る区間新に迫る驚異的な走りで、駒澤大学を逆転し、リードを奪いました。城西大、國學院大、日本大、東洋大学が上位を狙える位置で3区を終えました。中央大学は、この区間でも順位を上げることができませんでした。

4区　区間順位

4区は、雨が強く降る中、青山学院大の佐藤選手が勢いよくスタートし、スタート直後に駒澤大学を大きく引き離しリードを奪い、そのまま区間賞で5区に繋ぎました。東洋大のエース松山選手が好走し、順位を上げました。5区に強い選手を配置している城西大学は、3位で繋ぎ逆転優勝を狙う形になりました。中央大は、ようやく本来の走りができ、シード権が見える位置まで上がってきました。

5区　区間順位

5区は、先頭の青山学院大の若林選手が軽快に山を登り、2位の駒沢大との差をじわじわと広げていき、最終的には2分38秒差で往路優勝を決めました。区間記録保持者の城西大の山本選手は終始、昨年のペースを上回る走りで、区間新記録を更新して区間賞を獲得しました。駒澤大の金子選手は好走をしましたが、前後の選手が区間新記録ということもあって、厳しいレースになりました。大東文化大が14位から8位まで大きく順位を伸ばしてシード権獲得に向けて、良い形で明日に繋ぎました。

まとめ

第100回箱根駅伝の往路は、実力を発揮できた大学と発揮できなかった大学の差が顕著に表れる形となりました。青山学院大学が優勢であることは間違いありませんが、3年前には駒澤大学が10区で3分差をひっくり返して大逆転優勝をしたこともあるので、最後まで見届けたいと思います。

※復路の展望については、準備ができれば追加で更新しようと思います。

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