教員は、学生の教育や学校運営に携わる重要な職業です。しかし、教員も人間である以上、病気やケガ、メンタルヘルスの不調などによって仕事を休職することがあります。
教員が仕事を休職するときには、いくつかやるべきことがあります。ここでは、教員が仕事を休職するときにやるべきことをご紹介します。
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1. 休職の必要性を判断する
まずは、休職の必要性を判断する必要があります。休職は、病気やケガ、メンタルヘルスの不調などによって、仕事が継続できない場合に取れる措置です。
休職を検討している場合は、まず主治医に相談しましょう。主治医の診断を受けて、休職が必要かどうかを判断します。
2. 休職の手続きを行う
休職が必要なことが判断できたら、休職の手続きを行います。休職の手続きは、働いている学校によって異なります。
一般的には、休職願、主治医の診断書、休職期間中の収入見込みを記載した書類などを提出する必要があります。
3. 後任の準備を行う
休職期間中は、後任の先生が授業や学校運営を担当することになります。後任の先生がスムーズに業務を開始できるよう、準備をしておきましょう。
授業の資料や教材をまとめておく、学校運営に関する情報を共有しておくなど、後任の先生が仕事を円滑に進めるための準備をしておきましょう。
4. 休職中の過ごし方を計画する
休職中は、治療や療養に専念しましょう。また、復職に向けて、自己啓発やスキルアップを行うことも大切です。
休職中は、以下のことに取り組んでみてはいかがでしょうか。
- 治療や療養に専念する
- 自己啓発やスキルアップを行う
- 趣味や好きなことに没頭する
- 家族や友人と過ごす時間を作る
休職中に傷病手当を受け取る流れ
教員が休職中に傷病手当を受け取るには、以下の手順が必要です。
- 公立学校共済組合に加入していること
- 病気またはけがによる療養のため、引き続き勤務に服することができなくなったこと
- 病気またはけがによる療養のために休職している期間であること
手順
- 病気休暇の期間が終了した後、病気休職を申請する。
- 病気休職の申請が受理されたら、傷病手当金の請求書を提出する。
- 請求書に必要な書類を添付する。
必要な書類
- 休職届(公立学校共済組合)
- 傷病手当金請求書(公立学校共済組合)
- 医師の診断書
- 給与支払明細書(直近3か月分)
給付額
傷病手当金の額は、給与の3分の2です。ただし、休職期間中に給与が支給されている場合は、その金額を差し引いた額となります。
支給期間
傷病手当金は、病気またはけがによる療養のため、引き続き勤務に服することができなくなった日から起算して、4日目から最長1年6か月間支給されます。
注意点
- 傷病手当金は、給与の代替として支給されるものであり、失業給付とは異なります。
- 傷病手当金の支給を受けるためには、休職期間中も療養に専念することが求められます。
まとめ
教員が休職中に傷病手当を受け取るには、公立学校共済組合に加入していることが条件です。また、病気またはけがによる療養のために休職していることも必要です。傷病手当金の申請は、病気休職の申請が受理された後、請求書に必要な書類を添付して行います。
5. 復職に向けて準備する
休職期間が終了したら、復職に向けて準備しましょう。主治医と相談しながら、復職の見通しを立てましょう。
また、復職後の職場環境や仕事内容を確認しておきましょう。
休職の心構え
教員が仕事を休職することは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、自分の健康や体調を守るために必要なことです。
休職を決めたら、自分を責めたり、不安になったりせず、前向きに休職生活を送りましょう。
休職を乗り越えて、元気に復職しましょう
休職は、決して終わりではありません。休職を乗り越えて、元気に復職しましょう。
休職期間中は、無理をせず、自分のペースで過ごすことが大切です。また、周囲のサポートも受けながら、復職に向けて準備を進めていきましょう。
休職に関する相談窓口
休職に関する相談窓口は、以下のとおりです。
- 公立学校共済組合
- 教職員支援機構
- 厚生労働省
- 私立学校教職員共済
これらの窓口では、休職に関する相談や、休職中の生活に関するアドバイスを受けることができます。
休職を検討している場合は、ぜひこれらの窓口を活用してみてください。
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