今回は、4月から教員が良いスタートを切るためにやっておくといいことをまとめてみました。年度末で忙しい時期ではありますが、来年度は4月1日2日が土日なので、スタートが4月3日になると思うので、やれることは早めにやっておくとスムーズにスタートできると思いますので、是非参考にしてみてください。
教員が4月までにやっておくといいリスト
以下は教員が4月までにやっておくといいことのリストです。
1. 新学期のシラバスや授業計画の作成
まずは、今年度のシラバスと授業計画を見直して、実際にやってみて良かった点や気づいた点、改善点を振り返ることが必要です。
新年度の学年配当や担当授業が分かって入れば、年間スケジュールに照らし合わせて、授業計画を考えておくとスムーズに始めていくことができます。教科書の内容にも目を通しておけると見通しが立てやすいです。
2. 教材・教具の準備、修理、および購入
シラバスと授業計画が作成し終わったら、次に教材と教具の準備を始めます。
まずは、施設・設備の状況の確認と教材と教具の現在の状況を確認します。特に安全面にかかわる部分は事故につながる可能性があるので、傷んでいる部分があれば、修理の依頼をしておきます。
教材や備品で足りないものがあれば、必要なもののリストを作成し、新年度を迎えてからすぐに手配する準備をしておくと、慌てることなく授業を始めることができます。
3. 教室や倉庫の整理、クリーニング
次に、教室や倉庫の整理をします。次年度に使う教室の状況を確認し、必要に応じて掃除をしたり、机椅子の配置を考えたりして、レイアウトを考えておくと良いです。
私は、配当される学年に応じて、教室の本棚に置く本を検討して、必要であれば買っておくなど準備をしています。
生徒の人数が分かっていれば、座席のレイアウトを作成をします。実際に机を並べてみて何列にするか考えて、名前を入力するだけで完成する座席表ができていると、クラスの生徒が分かったときにすぐに準備をすることができます。
4. 生徒の行動規範やルールの確認
勤務校の生徒の行動規範やルールを確認しておくことは重要です。クラス目標や生徒へのかかわり方を考えた後に、再度検討することは時間の無駄になります。
他の教員と足並みを揃えて指導していくことが学校教育において重要なことなので、しっかりと確認しておくと良いです。
5. 保護者とのコミュニケーションについて確認
学校によって、保護者との連絡方法が異なります。例えば、電話連絡が中心の学校もあれば、ICT教育が進んでいる学校であれば、電話以外のICTツールを活用した連絡を使用している学校もあります。
どのような連絡手段で保護者とコミュニケーションをとるのか確認し、必要なスキルを身につけておくとスムーズに進めていくことができます。
例えば、電話が中心であれば、電話をする際のマナーを身につけておくと、保護者とのトラブルを減らすことができます。逆に、しっかりと勉強しておかないと世間知らずと言われたり、不信感に繋がりかねないです。メールも同様で、メールで連絡する際のい一般常識を確認しておくことも重要です。
6. 教員同士のコミュニケーションや情報共有の改善
生徒保護者とのコミュニケーションも大事ですが、教員間のコミュニケーションも重要です。仕事を進めていく上で、自分一人が抱えている仕事をなるべく減らしていくことが必要です。同じように、他の教員が抱えている仕事についても把握しておくことが、お互いに体調不良など何か急な対応があったときに、代わりに入ることができるようになります。
資料の共有方法や、コミュニケーションツールの確認をするのと同時に、普段から良い関係性を築いていけるよう準備しておくことが大切です。
7. 生徒の進路に関する相談やサポートの充実
高校であれば、進路活動についての知識を身につけておくことが重要です。学校によって、進路活動の割合は大きく異なります。
ほぼ全員が大学進学をする学校であれば、大学受験について色々な可能性を知っておく必要があります。入試の方法や大学の特色まで調べられるような環境作っておくと良いです。
大学進学よりも専門学校や就職する生徒が多い学校であれば、専門学校の進学方法についてや高校生の就職活動の流れについて把握しておく必要があります。
私は、前任校ではほぼ全員が大学受験をする学校だったので、大学受験については勉強してきましたが、現任校では専門学校にいく生徒や就職する生徒など様々な進路希望があったので、分からないことばかりで苦労しました。
8. 体調管理やストレスマネジメントについての勉強
これが長い目で見ると一番大事かもしれません。
まずは、体調管理です。身体と心が健康でないと、仕事のパフォーマンスが著しく下がります。睡眠時間の確保、食生活の見直し、適度な運動、エナジードリンクに頼らない生活、など健康に過ごすために必要なことを学んだうえで実践していくことが重要です。
ストレスの対処法についても同じです。ストレスがたまると、イライラして仕事に集中できなくなったり、頭痛や動悸、吐き気など心身症になるリスクが上がります。オンオフの切り替え方や、ストレスの発散方法を探しておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、新年度に向けてやっておくと良いことを8つ紹介しました。4月から良いスタートが切れるようお互いに頑張っていきましょう!
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