2023年もいよいよ終わり、もうすぐ2024年を迎えます。元日と言えば「ニューイヤー駅伝」と呼ばれる全日本実業団駅伝競走大会が開催されます。
2024年大会から、各区間の距離が大幅に変更され、戦略なども大きく変わるので、各チームどのような戦略を立てていくかが注目のポイントです。
コース概要 ※変更点あり
群馬県庁スタート⇒7区間計100㎞⇒フィニッシュ群馬県庁
1区 群馬県庁⇒高崎市役所 12.3㎞ 変更なし
1区は勝負強いランナーが集まる区間です。例年牽制しあう展開になることも多く、秒差で飛び込んでくる区間になります。実力以上にラストスパートに強い選手が配置されることが多い区間です。今回は、距離変更がない区間です。
区間記録保持者:マーティン・マサシ選手(スズキ)34分16秒 第51回大会
2区 高崎市役所⇒伊勢崎市役所 21.9㎞ ※13.6㎞延長
2023年大会まで、8.5㎞の最短距離のインターナショナル区間として、唯一外国人選手の出走が許されていた区間でしたが、2024年大会から13.6㎞延長となり全区間での最長距離となります。エース級の選手が投入されることになり、試合の流れを大きく左右する区間となります。
3区 伊勢崎市役所⇒三菱電機群馬製作所 15.4㎞ ※1.8㎞延長
2023年大会まで、13.6㎞のスピードランナーが集まる高速でレースが進む準エース区間でしたが、1.8㎞の距離延長でさらに重要な区間となりそうです。例年、トラックの10000mの日本記録に近い記録に近いペースで通過していく日本人トップ選手のスピードを体感できる区間です。
4区 三菱電機群馬製作所⇒太田市役所 7.8㎞ ※14.6㎞短縮
2023年大会までは、最長区間で日本人エースでマラソン選手が多く起用されてきた区間でしたが、2区と入れ替わる形で、インターナショナル区間として唯一外国人選手を起用できる区間となります。7.8㎞と短い区間ですが、世界トップのスピードを体感できる高速区間です。
5区 太田市役所⇒桐生市役所 15.8㎞ ※変更なし
上りが続き、向かい風を直撃する全区間の中でもタフな区間です。速い選手よりも強い選手が起用されることが多い区間です。後半の流れを作る重要な区間として、準エース区間と言われています。今回の区間変更の対象になっていないため、現法政大学の駅伝監督の坪田智夫選手の区間記録が残っています。
区間記録保持者:坪田智夫選手(コニカ)44分57秒 第46回大会
6区 桐生市役所⇒伊勢崎市西久保町 11.2㎞ ※700m短縮
2023年までの距離から、700mだけ短縮されました。区間全体としてアップダウンも多く、向かい風の影響も受ける区間のため、ペース感覚を作ることが難しい区間です。例年6区で区間賞を取ったチームが優勝すると言われている区間なので、区間賞争いにも注目です。
7区 伊勢崎市西久保町⇒群馬県庁 15.6㎞ ※100m短縮
最終区間の7区は、2023年までの距離から100mだけ短縮となりました。なだらかに下った後に上る区間です。順位が確定する区間なので、勝負強い選手が起用されます。最後の最後まで目が離せない区間です。
区間エントリー ※12月30日発表
12月30日に区間エントリーが発表されました。
3連覇を狙うHondaは6区にパリ五輪マラソン代表内定の小山直城選手、3区に世界陸上代表の伊藤達彦選手が3区、青木涼真選手が5区と盤石のオーダーを組んできました。
王座奪還を目指す富士通は、10000m日本記録保持者の塩尻和也選手を3区、東京五輪マラソン代表の中村匠吾を7区、5000m代表の坂東悠汰選手が1区と配置されましたが、松枝博輝選手がエントリーから外れているのが気になるポイントです。
同じく王座奪還を目指すトヨタ自動車は、昨年3区区間賞のエース太田智樹選手を2区、スーパールーキーの田沢廉選手を3区に配置し、7区に東京五輪マラソン代表の服部勇馬選手を配置し、前半からリードを奪えるかが注目です。
GMOインターネットグループは東京五輪マラソン代表の大迫傑選手を6区に配置、旭化成は10000m前日本記録保持者の相澤晃選手が3区、地元SUBARUはエース清水勘太が2区と各区間注目です。
【#ニューイヤー駅伝 in ぐんま】
2024年元旦 9:15スタート
第68 回全日本実業団対抗駅伝競走大会
オーダー表を下記のページに掲載しました。https://t.co/GYGuHIUjzY #実業団連合 #実業団駅伝 pic.twitter.com/stnBzHFd5G— 日本実業団陸上競技連合 (@JITA_since1957) December 30, 2023
元日300万円お年玉クイズ
ニューイヤー駅伝の魅力と言えば、各区間の区間賞を予想して当たると、その区間の距離×1万円のお年玉抽選です。今回は、各区間3名当選し、300万円と大盤振る舞いです。
順位予想 ※個人の感想です
優勝:トヨタ自動車
2位:Honda
3位:富士通
4位:三菱重工
5位:旭化成
6位:GMOインターネットグループ
まとめ
1年の始まりのニューイヤー駅伝は、今回区間変更で大きく変わるので、区間配置やレース展開なども含めて注目ですね!皆さん、良いお年をお迎えください!
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