めまいは、耳や脳などのバランスを司る器官に異常が生じて起こる症状です。めまいにはさまざまな原因がありますが、そのうちの1つに「光」が挙げられます。
めまいの原因
光でめまいが起きる原因は、主に以下の2つが考えられます。
- 耳石症
- メニエール病
耳石症
耳石症は、耳の中にある耳石が半規管という器官に入り込んでしまうことで起こるめまいです。半規管は、体の位置や動きを感知する器官です。耳石が半規管に入ると、本来は体の動きに合わせて動くべき耳石が固定されてしまい、体の動きと感覚が一致しなくなることでめまいが起こります。
耳石症のめまいは、以下の特徴があります。
- 頭を動かしたときや、明るい光を見たときなどに起こりやすい
- めまいの程度は軽度から重度までさまざま
- めまいの持続時間は数秒から数分程度
メニエール病
メニエール病は、内耳の異常によって起こるめまい、難聴、耳鳴りの3つの症状が特徴の病気です。めまいの原因は、内耳にある内リンパ液の異常によると考えられています。
メニエール病のめまいは、以下の特徴があります。
- 突然発症する
- 重度のめまいで、吐き気や嘔吐を伴うこともある
- めまいの持続時間は数時間から数日程度
光でめまいが起きたときの対処法
光でめまいが起きたときは、以下の対処法を行いましょう。
- 暗い場所に移動する
- 目を閉じる
- 吐き気や嘔吐がある場合は、横になって休む
光でめまいが起きると、目が回って気持ち悪くなり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。そのため、なるべく早く暗い場所に移動して、目を閉じて安静にすることが大切です。また、吐き気や嘔吐がある場合は、横になって休むと症状が落ち着くことがあります。
光でめまいが起きるのを予防する方法
光でめまいが起きるのを予防するためには、以下のことに気をつけましょう。
- 明るい場所ではサングラスや帽子を着用する
- 照明がまぶしい場所では、照明の明るさを調整する
- パソコンやテレビの画面を長時間見続けるときは、こまめに休憩する
明るい場所では、サングラスや帽子を着用することで、光の刺激を抑えることができます。また、照明がまぶしい場所では、照明の明るさを調整することで、光の刺激を減らすことができます。パソコンやテレビの画面を長時間見続けるときは、こまめに休憩して、目を休ませることも大切です。
光でめまいが起きたら病院を受診するべき?
光でめまいが起きた場合、めまいの原因が耳石症やメニエール病などの病気である可能性もあります。そのため、めまいが頻繁に起こったり、めまいの程度が重度だったりする場合は、病院を受診して原因を調べてもらいましょう。
また、めまいのほかに、難聴や耳鳴りなどの症状がある場合は、特に早めに病院を受診するようにしましょう。
まとめ
光でめまいが起きたときの対処法と予防法について、ご紹介しました。光でめまいが起きたら、まずは暗い場所に移動して、目を閉じて安静にすることが大切です。また、めまいの原因が病気である可能性もあるため、頻繁にめまいが起きたり、めまいの程度が重度だったりする場合は、病院を受診するようにしましょう。
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