年度末は、授業や行事の締めくくりと同時に、新年度の準備も必要となる忙しい時期です。慌ただしい日々の中で、ついつい後回しにしてしまいがちなタスクもありませんか?
そこで今回は、教員が年度末に向けてやっておくと良いことを、以下の6つのカテゴリーに分けてご紹介します。
1. 教材・教具の準備
- 新年度使用する教材・教具のリストアップ
- 発注・購入手続き
- 既存教材の整理・修繕
- デジタル教材の環境整備
2. 授業計画・カリキュラム作成
- 学校の教育目標・カリキュラムに基づき、年間計画・学期計画を作成
- 各単元の目標・内容・指導方法を具体的に検討
- 新しい教材や指導方法を取り入れる
3. 教室環境の整備
- 机・椅子の配置換え -掲示物の整理・更新
- 清掃・消毒
- 新年度の掲示物準備
4. 生徒指導・保護者対応
- 学年・学級の課題や反省点のまとめ
- 新年度に向けての目標設定
- 保護者への連絡文書作成
- 個別相談の対応
5. 事務処理
- 出欠記録・成績処理
- 教材費等の会計処理
- 書類整理・ファイリング
- データバックアップ
6. 自己研鑽
- 研修会・セミナーへの参加
- 授業実践の振り返り
- 教科書・指導書等の研究
- 新しい指導法の習得
これらのタスクをすべて完了するのは難しいと感じるかもしれません。その場合は、優先順位をつけることが重要です。
1. 新年度に絶対に必要なもの
2. 後回しにしても問題ないもの
3. 自分一人で抱え込まず、周囲に協力を依頼できるもの
に分類し、効率的に進めていきましょう。
年度末は、次年度への期待と同時に、これまで頑張ってきた自分へのねぎらいの時期でもあります。慌ただしさに負けないよう、計画的に準備を進め、充実した年度末を過ごしましょう。
その他、年度末にやっておくと良いこと
- 同僚との情報共有・意見交換
- 研修会・セミナーへの参加
- 各種書類の提出
- 校内行事への参加
- 健康診断・予防接種
まとめ
年度末を乗り越え、新年度を気持ちよくスタートするために、ぜひこれらの項目を参考にしてみてください。
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